Marketニューヨーク株式市況

2025/03/28:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 41,583.90
-715.80
1,119.51
SP500 5,580.94
-112.37
-
ナスダック 17,322.99
-481.04
-

本日のポイント

株式市場

午前8時半発表の2月個人所得が+0.8%と予想を上回ったものの、個人消費が予想を下回る+0.4%となった。一方、同時発表の2月コアPCEが前月比+0.4%、前年比+2.8%といずれも予想を上回り、スタグフレーションを連想させる経済指標を受けNYの主要指数は揃って軟調に寄り付いた。昨日引け後にルルレモン・アスレティカ(LULU)が決算発表時に示した業績見通しが予想を下回ったことも消費懸念に繋がった。また、午前10時発表の3月ミシガン大学消費者マインド指数が57.0と予想を下回ったほか、1年先、及び5年先のインフレ期待が共に予想を上回り、市場の売りは加速。寄り付きから一般消費財が軟調となり、情報技術やコミュニケーション・サービスへの売りも重なる中で、午前中のS&P500は売り一辺倒。来週2日にトランプ大統領からの関税発表を控え、投資家による買い意欲は見られず、午後に入っても売り進まれ、午後1時半頃にS&P500は前日比-2.10%となる5573.94まで下落。この水準で売りは一巡となったものの、引けにかけても低位安定となり、ダウ平均が-1.69%、S&P500が-1.97%、ナスダック総合が-2.70%で終了。セクター別では、公益が唯一プラスの+0.76%。他方、コミュニケーション・サービス-3.81%。一般消費財が-3.27%。個別では、W.R.バークレー(WRB)が、三井住友海上火災保険株式会社による株式取得報道を受け+7.53%。アーガン(AGX)が、昨日引け後発表の決算実績が予想を上回り+19.86%。一方、上記のルルレモン・アスレティカ(LULU)が-14.19%。KLA(KLAC)が、ブローカーによる投資判断引き下げを受け-3.76%。

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