Marketニューヨーク株式市況
2025/11/14:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 47,147.48 -309.74 |
1,279.81 |
| SP500 | 6,734.11 -3.38 |
- |
| ナスダック | 22,900.59 +30.23 |
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本日のポイント
株式市場
ハイテク株への継続的な売り圧力に加えて、オーバーナイトで中国の国家統計局が発表した1~10月の固定資産投資が前年同期比1.7%減少と記録的な落ち込みとなり、投資家センチメントが悪化する中で、NY主要指数はそろって下落して寄り付いた。不動産が唯一プラスで開始となり、コミュニケーション・サービスや情報技術への売りを中心に、寄り付き直後にS&P500は前日比-1.35%となる6646.87を付けた。しかし、来週のエヌビディア(NVDA)決算に対する期待が残る中、この水準では情報技術を中心に買い戻しが見られ、午前11時頃にはプラス圏に回復。カンザスシティ連銀のシュミッド総裁が「追加利下げはインフレ圧力を強める可能性がある」と述べ、12月FOMCで利下げに反対意見を表明する可能性を示唆していたことを受け、引き続き年内追加利下げが遠のく中でS&P500は正午過ぎに6774付近で上昇が一服。午後は材料に乏しく、概ね小幅高圏での小動きとなった。午後3時前にはダラス連銀のローガン総裁から「9月に比べて労働市場の悪化とインフレ上振れのリスクはバランスしている」との発言が聞かれるなど、FRB高官によるタカ派的な発言が続き、10年債利回り上昇を横目に、引けにかけては再びリスクオフムードが重しとなった。結局、ダウ平均は-0.65%、S&P500は-0.05%、ナスダック総合は+0.13%で終了。セクター別ではエネルギーが+1.37%、情報技術が+0.74%。一方、素材が-1.18%、金融が-0.97%。個別では、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)がネットフリックス(NFLX)など3社による買収案を準備していると伝わり+4.02%。一方、スタブハブ(STUB)はQ3決算発表で次四半期の見通しを公表せず-20.99%、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)は臨床試験中の心臓薬の治験を中止すると発表したことを受けて-4.07%。
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