Marketニューヨーク株式市況
2025/11/18:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 46,091.74 -498.50 |
1,404.98 |
| SP500 | 6,617.32 -55.09 |
- |
| ナスダック | 22,432.85 -275.22 |
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本日のポイント
株式市場
オーバーナイトで公表された10月18日までの週間新規失業保険申請件数は23.2万件、継続受給者数は195.7万件と、9月半ばの政府閉鎖前のデータから増加した。午前8時半頃にADPが発表した民間雇用者数の週次速報値では、11月1日までの4週間における民間雇用者数が平均2,500人の減少となった。労働市場の軟化が懸念される中、NY主要指数はそろって下落して寄り付いた。公益や生活必需品は確りの一方、一般消費財や情報技術が下落して開始。午前10時発表の8月製造業受注は前月比+1.4%、耐久財受注は同+2.9%と予想に一致。10時過ぎにマイクロソフト(MSFT)とエヌビディア(NVDA)が新たな戦略提携の下、合計で最大150億ドルをアンソロピックに投資するとの発表を受け、AIを巡る循環型取引が嫌気され、2社を含むAI関連株は売りに押された。S&P500は下落幅を拡大し、午前11時頃には前日比-1.47%の6574.32まで下落。一方でアルファベット(GOOG)傘下のグーグルは生成AIの新モデル「Gemini3」の発表し、これを好感する買いが見られたほか、翌日決算への期待を残すエヌビディア(NVDA)への買い戻しがサポートとなり、午前11時半頃にS&P500は6630付近まで下げ幅を縮小。しかし大型テック中心に上値は重く、方向感に欠ける展開となったが、正午過ぎにトランプ大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子との会談で「サウジアラビアは米国に6,000億ドルの投資を行うことで合意した」と発言したことを材料に、午後1時頃にS&P500は小幅安圏まで回復。その後は概ね6,640~6,670での小動きとなり、午後3時以降から引けにかけては若干売り圧力が強まり、結局、ダウ平均は-1.07%、S&P500は-0.83%、ナスダック総合は-1.21%で終了。セクター別ではエネルギーが+0.61%、ヘルスケアが+0.54%。一方、一般消費財が-2.50%、情報技術が-1.68%。個別では、メドトロニック(MDT)はQ2決算発表で通期EPSガイダンスを上方修正し+4.69%、メルク(MRK)は高血圧治療薬「ウィンレベイル」の中間臨床試験で主要目標達成したとの発表を受け+3.84%。一方、上記マイクロソフト(MSFT)が-2.70%、ホーム・デポ(HD)はQ3の既存店売上高やEPSが予想を下回り、通期利益ガイダンスを引き下げ-6.02%。
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