Marketニューヨーク株式市況
2025/12/08:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 47,739.32 -215.67 |
1,243.26 |
| SP500 | 6,846.51 -23.89 |
- |
| ナスダック | 23,545.91 -32.23 |
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本日のポイント
株式市場
主な経済指標の発表がない中で、NY主要指数はまちまちで寄り付いた。S&P500は小高く寄り付き、金曜日にマイクロソフト(MSFT)とカスタムチップの共同設計について協議中と伝わったブロードコム(AVGO)の買いが目立ち、情報技術が唯一上昇した一方、エネルギーやコミュニケーション・サービスなどを中心に幅広いセクターが軟調に開始。今週水曜に控えるFOMCでの「タカ派的利下げ」への警戒感を背景に10年債利回りが上昇する中、S&P500は寄り直後にマイナス圏に沈み、午前中は下落基調を維持。パラマウント・スカイダンス(PSKY)がワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)に対する敵対的買収を開始するとの発表を受けてネットフリックス(NFLX)が売られたことや、アルファベット(GOOGL)への利益確定売りが重しとなり、コミュニケーション・サービスが下げを主導し、午後12時半頃にS&P500は6833付近にまで下落となった。午後1時前に、商務省がエヌビディア(NVDA)に対して中国向けH200チップ販売を間もなく認可する方針との報道を受けて同社株を中心にS&P500は一旦下げ幅を縮小したが、騰勢は続かず、6850付近では再び売り優勢となった。午後2時頃にS&P500は前日比-0.63%の6827.19まで下落となり、その後は低位安定に転じた。引け直前には若干の買い戻しが見られ、ダウ平均が-0.45%、S&P500が-0.35%、ナスダック総合が-0.14%で終了。セクター別では、情報技術が唯一プラスの+0.93%。他方、コミュニケーション・サービスが-1.77%、素材は-1.66%。個別では、上記パラマウント・スカイダンス(PSKY)が+9.02%。カーバナ(CVNA)はS&P500の算出銘柄に採用されるとの発表を受けて+12.06%。一方、マーベル・テクノロジー(MRVL)はマイクロソフト(MSFT)がカスタムチップ設計についてブロードコム(AVGO)への移行を検討中との報道を受け-6.99%、テスラ(TSLA)はアナリストが投資判断を引き下げ-3.39%。
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