Marketニューヨーク株式市況

2025/12/01:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 47,289.33
-427.09
1,262.59
SP500 6,812.63
-36.46
-
ナスダック 23,275.92
-89.77
-

本日のポイント

株式市場

日銀の利上げ観測を受けた日本国債利回りの急上昇や、新規社債発行による供給増加などを背景に、10年債利回りの上昇が重しとなり、NY主要指数はそろって下落して寄り付いた。エネルギーが唯一上昇した一方、情報技術や公益、不動産などを中心に幅広いセクターが下落して開始。午前9時45分発表の11月S&Pグローバル製造業PMI確定値は52.2と予想を上回ったものの、その後10時発表の11月ISM製造業景況指数は48.2と予想を下回った。また、仕入れ価格指数が58.5と予想以上に高止まりした一方で、新規受注ならびに雇用指数はいずれも前月から悪化となった。これらを受け景況感やインフレへの懸念が残る中、S&P500は寄り付き直後の前日比-0.72%の6799.94を底値に概ね6800~6830レンジで揉み合ったのち、10時半頃には再び下値を探る動きとなった。しかしデータ会社アドビ・アナリティクスによる「ブラックフライデーのオンライン小売売上高は前年比+9.1%の118億ドルと過去最高を更新した」との公表をはじめ、小売業のセール・シーズンにおいてオンライン支出を中心に、堅調な個人消費を示唆するデータが複数確認されたことが、投資家センチメントの下支えとなり、徐々に下げ幅を縮小する展開に。午後2時頃にはS&P500は前日終値付近の6843.65まで回復したが、一方でリスクセンチメントの先行指標ともいえるビットコインへの売り圧力が続く中、回復力は続かず、まもなく再び売りが優勢となり、午後2時半頃にS&P500は6820付近まで下落。その後は概ね横ばいとなったが、引けにかけてはやや売りが強まり、ダウ平均は-0.90%、S&P500は-0.53%、ナスダック総合は-0.38%で終了した。セクター別では、エネルギーが+0.91%、情報技術が+0.07%。一方、公益が-2.35%、資本財が-1.49%。個別では、アクセンチュア(ACN)はOpenAIと協業し、数万人規模の社員向けにChatGPT導入するとの発表が好感され+2.97%、シノプシス(SNPS)はエヌビディア(NVDA)が同社に20億ドルを出資すると伝わり+4.85%。モデルナ(MRNA)はFDAがワクチン承認基準を厳格化するとの報道を受け-7.01%、ショッピファイ(SHOP)はサイバーマンデーのセール中に発生したシステム障害が嫌気され-5.90%

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