Marketニューヨーク株式市況
2025/12/04:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 47,850.94 -31.96 |
1,220.47 |
| SP500 | 6,857.12 +7.40 |
- |
| ナスダック | 23,505.14 +51.05 |
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本日のポイント
株式市場
午前7時半に発表された11月チャレンジャー人員削減数は7万1,321人となり、年初来の累計人員削減は117万821人と2020年以来の高水準となった。一方で午前8時半発表の新規失業保険申請件数は19.1万件、継続受給者数も193.9万件といずれも予想を下回り、まちまちな雇用指標を受けて、NY主要指数は小幅高で寄り付いた。コミュニケーション・サービスや金融が上昇した一方、素材やヘルスケアが軟調に開始。寄り付き前にメタ・プラットフォームズ(META)が、メタバース関連部門で2026年において最大30%の予算削減案が協議されていると伝わり、高く寄り付いたことを受けて、寄り付き直後にS&P500は前日比+0.24%の6866.47を付けたが、騰勢は維持できず、午前10時前にはマイナス圏内まで押された。午前10時発表の9月製造業受注は前月比+0.2%と予想を下回り、耐久財受注は同+0.5%と速報値から変わらず。来週にFOMCを控え、新たな材料にも乏しい中で、正午前からS&P500は前日終値を挟んで小動きに転じた。翌日にPCE価格指数の発表を控え10年債利回りが上昇基調となる中で、午後2時頃からハイテク株を中心にやや売りに押され、S&P500は一時前日比-0.33%の6827.12まで下落。しかし、利下げシナリオを背景とした株高期待は残る中で、小型株が好調となるなどS&P500は引けにかけては買い戻し基調となった。結局、ダウ平均が-0.07%、S&P500が+0.11%、ナスダック総合が+0.22%で終了。セクター別では、資本財が+0.51%、情報技術が+0.43%。他方、ヘルスケアと生活必需品が-0.73%。個別では、セールスフォース(CRM)はQ3決算でEPSや進行中の残存履行義務が予想を上回り+3.66%、ダラーゼネラル(DG)はQ3決算が予想を上振れ、通期業績見通しを上方修正し+14.01%。一方、スノーフレーク(SNOW)はQ3決算が予想を上回ったものの、次四半期の営業利益率見通しなどがアナリスト予想に届かずー11.41%。、クローガー(KR)はQ3決算で売上高などが予想を下回り、通期の既存店売上高の見通しも下方修正され-4.62%。
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