Marketニューヨーク株式市況
2025/11/20:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 45,752.26 -386.51 |
1,473.32 |
| SP500 | 6,538.76 -103.40 |
- |
| ナスダック | 22,078.05 -486.18 |
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本日のポイント
株式市場
午前8時半発表の9月非農業部門雇用者数は11.9万人増と予想を上回った一方で、失業率は4.4%と予想を上回った。同時発表の11月15日までの1週間の新規失業保険申請件数は22万件と予想を下回った一方で、11月8日までの1週間の継続受給者数は19.7万件と予想を上回った。失業率の上昇や継続受給者の増加を受けて、年内追加利下げの可能性が残ったとの見方から、NY主要指数はそろって上昇した寄り付いた。情報技術やコミュニケーション・サービスを中心にすべてのセクターが上昇して開始。前日引け後のエヌビディア(NVDA)の決算が予想を上回り、AI関連株への投資家センチメントが回復する中で、寄付き後もS&P500は緩やかな上昇基調となり、午前10時半頃には前日比+1.93%の6770.35まで上伸。しかし午前11時頃にFRB理事のクック氏が「プライベートクレジット市場で想定外の損失が発生した場合、金融システム全体に波及する可能性がある」と発言したほか「株式のほか、社債や住宅などの価格が歴史的な高水準にあり、将来的に大幅なバリュエーション調整が起きる可能性がある」との考えを示し、再びリスクオフ・ムードが強まった。エヌビディア(NVDA)の好決算で旺盛な設備投資需要が改めて確認された一方で、多額の支出に対する投資回収への懸念も膨らむ中で、大型テック株は寄り付き後の上昇を維持できず、S&P500は一転、上げ幅を縮小し、正午前にはマイナス圏にまで売りに押された。寄り付き前に好調な決算を発表したウォルマート(WMT)が牽引し、セクター別では唯一生活必需品が堅調に推移したほか、午後1時頃には売り圧力が一服し、S&P500は6570付近で一旦下げ止まった。その後は前日終値付近まで回復を見せるも、結局プラス圏には届かず、午後2時以降は再び安値を探る展開に。引け前にS&P500は前日比-1.63%の6534.05まで下落。そのまま安値圏で大引けを迎え、ダウ平均は-0.84%、S&P500は-1.56%、ナスダック総合は-2.15%で終了。セクター別では生活必需品が唯一プラスの+1.11%、他方、情報技術が-2.66%、一般消費財が-1.73%。一方、エネルギーは-1.30%、公益は-0.81%。個別では上記、ウォルマート(WMT)が+6.46%、リジェネロン・ファーマシューティカルズ(REGN)は網膜静脈閉塞に伴う黄斑浮腫の治療薬「アイリーアHD」がFDAの承認を受け+4.87%。一方、パロアルト・ネットワークス(PANW)はQ1決算が投資家の高い期待を超えられず-7.42%、データドッグ(DDOG)はパロアルト・ネットワークスによるクロノスフィア買収の発表を受け、競争激化が懸念され-9.49%。
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