ニューヨーク株式市況

2017/08/18:現地日付

主要指数 終値 出来高概算
(百万株)
ダウ 21,674.51
-76.22
924.61
SP500 2,425.55
-4.46
-
ナスダック 6,216.53
-5.39
-

本日のポイント

<株式市場>

コーンNEC委員長辞任の噂など政権チームをめぐる混乱とスペインでのテロ事件を背景とした昨日の株式市場の下げの余波が本日も残り、欧州株式市場が軟調に推移する中で、NYの主要指数は小幅続落して寄り付いた。しかし、これらの材料もいったん織り込まれ、市場の焦点は、米国経済と企業業績に回帰。午前10時発表の8月ミシガン大学消費者信頼感指数が97.6と予想を上回り、また、寄り前発表のフット・ロッカー(FL)、ディーア(DE)の決算実績が失望されたものの、アプライド・マテリアルズ(AMAT)、ロス・ストアズ(ROST)、エスティ・ローダー(EL)などが予想以上の好決算を示した。これらを背景に、NYの主要指数は昼近くから、押し目買いに転じた。テクノロジー、公益が反発に転じた他、原油の実需が強いとの見方から、WIT先物価格が昼前から上昇したのに伴い、エネルギーセクター、資本財、素材なども反発。S&P500は正午前にプラス圏にまで回復となった。正午過ぎに、バノン首席戦略官の解任が発表され、市場はこれを好感。午後1時頃には前日比+0.40%となる2440付近にまで上伸した。しかし、政権運営をめぐる不透明や、地政学的リスクへの懸念が頭を押さえ、午後は再び利食い売りに押される展開となり、主要指数はじりじりと反落。引けにかけてはマイナス圏に沈み、結局、ダウ平均は-0.35%、S&P500は-0.18%、ナスダック総合は-0.09%で終了。セクター別では、公益が+0.63%、エネルギーが+0.57%。他方、REITが-0.75%、通信が-0.54%。個別では、上記ロス・ストアーズ(ROST)が+10.67%。エスティ・ローダー(EL)が+7.73%。一方、上記のフット・ロッカー(FL)が-27.92%。ディーア(DE)が-5.38%。

<債券・為替市場>

10年債利回りは、朝方2.19%前後で取引されていたが、トランプ大統領の政権運営に対する不安やスペインで起きたテロを背景に投資家のリスク回避志向が続き、株式市場が小幅続落する中で、10年債利回りは10時近くには2.1608%まで低下した。その後は10時発表の8月ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上回り、株式市場が反発に転じる中で、10年債は利食い売りに押され、利回りは午後には一時2.2079%まで上昇。その後は株式市場反落の中で再び買い戻され、結局午後4時の10年債利回りは2.1922%となった。為替市場では、ドル/円は、朝方109.00付近で取引されていたが、トランプ大統領の政権運営に対する懸念やスペインでのテロを背景に引き続きリスクオフの円買いが強まり、ドル/円は10時前に108.60まで下落した。しかしその後は10年債利回りの上昇につれてドルは買い戻され、午後1時近くには109.58まで反発。その後は株式市場反落の中でややドル安となり、結局午後4時には109.16となった。

米国野村證券作成