ニューヨーク株式市況

2017/03/24:現地日付

主要指数 終値 出来高概算
(百万株)
ダウ 20,596.72
-59.86
791.25
SP500 2,343.98
-1.98
-
ナスダック 5,828.74
+11.05
-

本日のポイント

<株式市場>

午前8時半発表の2月耐久財受注は+1.7%と予想を上回ったものの、航空機を除く非防衛資本財は-0.1%と予想以下となった。しかし市場の反応は鈍く、焦点は、本日に延期されたオバマケア修正法案の採決に集まった。同法案反対派と共和党幹部の交渉進展を見守るスタンスの中で、主要指数は小高く寄り付いた。ダラス連銀カプラン総裁が今年は3回の利上げが適切との立場を繰り返し、また、セントルイス連銀ブラード総裁は年内あと1回の利上げで十分との立場を述べ、加速的な利上げのリスクは低いとの見通しが確認される中で、S&P500は小高い水準で小動き。しかし正午過ぎ、共和党指導部が、同法案は十分な賛成を得られていないとの見方を示唆したことから、市場はじり安に転じ、午後3時過ぎにS&P500は前日比-0.4%となる2335近くまで後退した。しかし、午後3時半過ぎ、突如ライアン下院議長が、ヘルスケア修正法案の採決を断念すると発表したため、これを受け、市場は、税制改訂など経済拡大のための政策法案に議会は着手すると判断。S&P500は急速に買い戻され、小幅高に浮上した。とはいえ、税制改訂も難航が予想されることから、市場は慎重な動きにとどまり、主要指数は前日終値付近で終了した。ダウ平均は-0.29%、S&P500は-0.08%、ナスダック総合は+0.19%。セクター別では、公益が+0.40%、消費循環が+0.17%。他方、素材が-0.94%、エネルギーが-0.46%。個別では、マイクロン・テクノロジー(MU)が、昨日引け後発表の決算実績とガイダンスが予想を上回り+7.40%。アンダー・アーマー(UAA)が、大手ブローカーによる投資判断引き上げを受け+3.58%。一方、ゲームストップ・コープ(GME)が、昨日引け後発表の決算で示した通期EPSガイダンスが予想を下回り-13.61%。ダンキン・ブランズ(DNKN)が、CFO退任を嫌気され-1.79%。

<債券・為替市場>

オバマケア修正法案の下院採決が本日夕方に延期された中で、可決は困難との見方から、10年債利回りは朝方からやや低下基調となった。午前8時半発表の2月耐久財受注は+1.7%と予想を上回ったが、航空機を除く非防衛資本財は-0.1%と予想外の弱さを示し10年債利回りは2.4069%付近へと小幅低下。ダラス連銀カプラン総裁がバランスシート調整時期が近づいたと述べ、NY連銀ダドレー総裁が失業率がさらに低下すればインフレリスクが出てくると述べたが、市場反応は鈍い。共和党幹部が、オバマケア修正法案に十分な賛成が得られていないと示唆する中で、10年債利回りはその後もじりじりと低下し正午過ぎには2.3908%となった。午後も2.40%を挟み小動きとなったが、午後3時半過ぎに、ライアン下院議長がオバマケア修正法案の採決を断念すると発表したことから、同法案を棚上げし税制改革に着手する動きとして、財務省債利回りは直後に2bps上昇し、午後4時には2.4087%付近となった。為替市場では、ドル/円は111.00付近で始まり、いったん111.28まで回復したものの、オバマケア修正法案が十分な賛成票を集められていないとの認識で、その後はじり安。午後3時半近くに110.63と本日の安値を付けたが、同法案採決中止の発表でドルは反発となり、午後4時には111.20となった。

米国野村證券作成