ニューヨーク株式市況
2021/03/16:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 32,825.95 -127.51 |
1,036.22 |
| SP500 | 3,962.71 -6.23 |
- |
| ナスダック | 13,471.57 +11.86 |
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本日のポイント
株式市場
午前8時半発表の2月小売売上高は前月比-3%、コアのコントロールグループは前月比-3.5%といずれも市場予想を大きく下回った。続いて9時15分発表の2月鉱工業生産は前月比-2.2%と市場予想の+0.3%を大きく下回った。しかし、これらの弱い経済データを受けて、寄り前の10年債利回りが1.59%台へと低下したことから、昨日に続き、情報技術、コミュニケーション・サービス、ヘルスケアなどの成長セクターが買われてスタート。FAANG銘柄群の上昇が牽引し、S&P500とナスダック総合は小幅高で寄り付いた。一方、エネルギー、金融、素材、資本財などの景気循環セクターは下落して寄り付き、ダウ平均は弱含みで開始。午前中は10年債利回りが1.583%付近まで低下する中で、情報技術、コミュニケーション・サービスと、生活必需品が堅調となり、これに支えられS&P500は小確りの推移。しかし、明日のFOMCで、景気判断および政策金利見通しに上方修正がでるとの一部観測で、正午前から10年債利回りが上昇に転じたことから、株式市場はやや神経質となり、昼過ぎにはS&P500は小幅安。午後には、20年債入札が好調に終わった後、10年債利回りが一瞬低下したためS&P500も小幅高へと再浮上したが、その後には再び利回りが1.63%水準にむかって上昇したため、株式市場は、長期債利回りのボラティリティを不安視し、売り基調に転じた。景気循環セクターの軟調が続くとともに、コミュニケーション・サービス、情報技術が騰勢を落とし、ヘルスケア、一般消費財もマイナスに沈み、S&P500は2時半過ぎに前日比-0.39%の3953まで下落した。引けにかけて、情報技術、コミュニケーション・サービス、ヘルスケアに若干の押し目買いが見られ、S&P500はわずかに持ち直したものの軟調に終了。ダウ平均が-0.39%、S&P500が-0.16%、ナスダック総合は+0.09%。セクター別では、コミュニケーション・サービスが+0.93%、情報技術が+0.79%、公益が+0.1%。他方、エネルギーが-2.83%、資本財が-1.44%、金融が-1.13%。個別では、モデルナ(MRNA)が子供を対象とするコロナワクチンの臨床試験を開始し+8.6%。ロブロックス(RBLX)がアナリストによる投資判断の引き上げを受け+6.72%。ジャビル(JBL)が予想以上のF2Q決算を発表し+3.3%。他方、ビヨンド・ミート(BYND)がアナリストによる目標株価の引き下げを受け-6.04%。フォード・モーター(F)がFY21上半期に半導体供給不足が続けば利益に影響がでると述べ-5.38%。
債券・為替市場
午前8時半発表の2月小売売上高が前月比-3.0%と予想を大幅に下回ったが、10年債利回りは発表直前にすでに1.585%まで低下しており、また、小売り販売は追加景気対策に基づく現金給付後の3月には回復するとも見られ、10年債利回りは発表後は1.6039%まで上昇。しかし9時15分発表の2月鉱工業生産が前月比-2.2%と予想外の減少となったのを受けて、利回りは午前10時半過ぎに1.5825%まで低下した。その後は20年債入札を前に売りに転じ、利回りは正午過ぎに1.618%付近まで上昇。午後1時の20年債入札結果は、最高落札利回りが2.290%と事前予想を2bps下回り、応札率は2.51と前回を大きく上回った。これを受けて10年債利回りは直後に一旦1.5899%まで低下。しかし入札材料を織り込んだ後は、明日のFOMCに焦点がシフト。景気判断や政策金利の見通しに上方修正が出るとの観測から、10年債先物ショートが再燃。利回りは午後3時前に1.6267%まで上昇。その後は明日のFOMC待ちで売り一服。午後4時の10年債利回りは1.611%となった。為替市場では、2月小売売上高、及び2月鉱工業生産指数がいずれも予想を下回ったのを受けて、ドル売り優勢となり、午前10時頃に108.77まで下落した。しかし10年債利回りが上昇に転じたことを背景に、ドル/円も正午近くには109.08まで回復。午後は10年債利回りがややボラタイルとなったにも関わらず、ドル/円は109円をはさみ小動き。午後4時のドル/円は108.98となった。
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