ニューヨーク株式市況

2019/06/21:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 26,719.13
-34.04
2,071.45
SP500 2,950.46
-3.72
-
ナスダック 8,031.71
-19.63
-

本日のポイント

株式市場

昨日、米海軍のドローンがホルムズ海峡近くでイランに撃墜されたことを受け、昨夜トランプ大統領が、イランに対する報復攻撃を一度は承認したが、すぐにそれを撤回したことが明らかとなった。これを受け、高まった緊張状態はやや鎮静したものの、米政府の次の行動が不透明となり、市場は小幅反落して寄り付いた。S&P500指数は昨日最高値を更新しただけに、本日は買い一服感もあり、全体に小幅安。米・イランの緊張状況を受けてWTI原油先物価格が上昇し、エネルギーが小確りとなったほか、10年債利回りがやや上昇する中で金融セクターも小確りとなったが、それ以外は概ね小安い。午前10時発表の5月中古住宅販売が年率534万戸と予想を上回ったのを受けて、足元経済の基調が堅調な中での予防的利下げという状況が改めてリスクオンを促し、その後の市場はやや反発。本日は4つの先物およびオプション取引の満了日が重なるクヮドルプル・ウイッチングとあって、取引高を伴いややボラティリティが強まる中で、S&P500は午前11時過ぎに前日比+0.3%の2964.15と最高値を更新した。しかしこれが一巡すると、午後にかけては主だった追加の買い材料もない中で、S&P500は前日終値近辺を上下する展開。利下げ観測を織り込んだ後は、グローバル経済鈍化、イラン情勢の不透明、米中貿易摩擦の成り行き、企業利益への懸念など、いくつかの気がかり材料を抱え、様子見となり、引け際に利益確定の売りも見られ主要指数は小幅安で終了した。ダウ平均が-0.13%、S&P500が-0.13%、ナスダック総合が-0.24%。セクターでは、エネルギーが+0.82%。公益が+0.47%。他方、REITが-1.10%。資本財が-0.51%。カーマックス(KMX)が寄り前に発表した1Q決算が市場予想を上回り+3.18%。他方、カーニバル(CCL)が証券会社による投資判断引き下げを受け-4.45%。マイクロン・テクノロジー(MU)が、証券会社による目標株価引き下げを受けて-2.64%。

債券・為替市場

FOMC以降昨日までに連銀による利下げの開始予想を織り込み、10年債利回りは朝方若干の利食い売りもあり、2.02%~2.04%で推移。午前10時発表の5月中古住宅販売が534万戸と予想を若干上回ったのを受けて、10年債利回りは2.0626%まで上昇した。その後、正午頃、ブレイナード連銀理事が、金利は将来低いまま推移するであろうと述べたことから、10年債利回りは再度わずかに低下する場面もあったが、利下げ開始はいったん織り込んだとする利食い売りが主流となり、午後には再び2.0678%まで上昇し、その後は動きが少なく、午後4時には2.0609%付近となった。為替市場では、ドル/円は、FOMCの結果を受けてアジア時間に107.05まで下落したが、浅川財務官が、為替の過度な変動は好ましくないと述べたのを受けて、円高牽制にむけた対応を示唆したと受け止められ、ドル/円はNY朝方には107.50付近まで小幅回復。10時発表の5月中古住宅販売が予想以上となったのを受けてドル/円は107.74までさらに上昇した。しかし正午頃ブレイナード連銀理事が、将来米国は低金利が持続すると述べたのを受けて、ドル/円は小幅反落。午後は概ね107.40を挟み小動き。午後4時には107.35となった。

米国野村證券作成

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