ニューヨーク株式市況

2018/11/16:現地日付

主要指数 終値 出来高概算
(百万株)
ダウ 25,413.22
+123.95
1,096.60
SP500 2,736.27
+6.07
-
ナスダック 7,247.87
-11.16
-

本日のポイント

<株式市場>

クラリダFRB副議長が、「グローバル景気減速を示す一定の兆候がある」とコメントし、また、午前9時15分発表の10月鉱工業生産指数も予想を下回る+0.1%となり、リスクオフのセンチメントからNYの主要指数は軟調に寄り付いた。10年債利回りが低下する中で、寄り直後には公益、ヘルスケア、REITといったセクターが買われ、S&P500は午前10時半頃にプラス圏にまで回復。とはいえ、昨日引け後発表のエヌビディア・コープ(NVDA)やノードストローム(JWN)の決算が失望となり、テクノロジーや消費循環セクターが伸び悩む中で、市場の騰勢は弱く、間もなく小幅安圏にまで売り戻された。午後1時過ぎ、トランプ大統領が「中国に対して追加関税を発動しない可能性がある」とコメントし、これを受けS&P500は一旦前日比+0.60%となる2747付近にまで上伸。大統領からは「中国から通商に関する合意案が出されているものの、満足のいくものではない」ともコメントされる中で、S&P500は再度小幅安水準にまで値を戻したものの、米中通商合意に対する期待が残る中で、午後2時頃からはやや買いに傾いた。S&P500は午後3時過ぎに2745付近にまで回復となったが、引けにかけては騰勢を失い、結局、ダウ平均が+0.49%、S&P500が+0.22%、ナスダック総合が-0.15%で終了。セクター別では、REITが+1.36%、公益が+1.31%。他方、消費循環が-0.54%、コミュニケーション・サービシズが-0.39%。個別では、PG&E・コープ(PCG)が、カリフォルニア公共公益委員会が破綻を望まないとのコメントしたことが好感され+37.54%。エジソン・インターナショナル(EIX)が証券会社による買い推奨を受け+15.38%。一方、上記のエヌビディア・コープ(NVDA)が-18.76%、ノードストローム(JWN)が-13.66%。

<債券・為替市場>

クラリダFRB副議長が、「グローバル景気減速を示す一定の兆候がある」とコメントし、財務省債は朝方から買われた。10年債利回りは3.080%付近で買い手が一旦収まったものの、株式市場が売り戻される中で、午前11時頃からは再度買いに押され、正午過ぎには3.065%付近にまで低下。午後1時過ぎ、トランプ大統領が「中国に対して追加関税を発動しない可能性がある」とコメントし、10年債は売りに傾き、利回りは3.087%付近にまで上昇となったものの、間もなく買いが騰勢を取り戻した。午後3時前から10年債利回りは3.070%付近で小動きとなり、午後4時には3.072%となった。為替市場では、クラリダFRB副議長が、「グローバル景気減速を示す一定の兆候がある」とコメントし、朝方から安全資産としての円が対ドルで買われ、ドル/円は午前10時前に112.68付近にまで下落。株式市場が寄り付きから買い戻される中で、ドル/円もやや回復となったものの、株式市場が騰勢を失った午前11時頃からは再度売りに押された。午後1時過ぎ、トランプ大統領が「中国に対して追加関税を発動しない可能性がある」とコメントし、一旦ドル/円は112.95付近にまで買い戻されたが、買い意欲は限定的となった。その後ドル/円は112.85を挟んでの小動きとなり、午後4時には112.81となった。

米国野村證券作成