Marketニューヨーク株式市況

2025/10/29:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 47,632.00
-74.37
1,422.60
SP500 6,890.59
-0.30
-
ナスダック 23,958.47
+130.98
-

本日のポイント

株式市場

前日引け後に、トランプ大統領が「対中フェンタニル関税を引き下げる見通し」と発言したほか、「習国家主席とエヌビディア(NVDA)のブラックウェル・チップについて協議する」ともコメントし、米中貿易協定期待を背景にNY主要指数は小幅高で寄り付いた。SKハイニックス(000660KS)、シーゲイト(STX)、テラダイン(TER)、キャタピラー(CAT)など決算も好感される中で、AI関連銘柄を中心に情報技術が指数の上げを牽引し、S&P500は午前10時頃に前日比+0.42%の6,920.34まで上昇。しかし、投資家による買い意欲は広い範囲に広がらず、午後にFOMCを控えた警戒もある中で、午前中にS&P500はやや売りに押され、正午前からは6,905付近で小動きとなった。午後2時にFOMCは予想通り25bpsの利下げを実施し、12月1日でのQT停止も発表したものの、カンザスシティ連銀のシュミッド総裁が金利据え置きを支持して反対票を投じた。また、パウエル議長が記者会見において「12月の利下げは決して確定した結論ではない」とコメントしたことが嫌気され、S&P500は急速に売られ、一時前日比-0.57%の6,851.91まで下落。しかし、引けにかけては半導体銘柄を中心とした押し目買いが見られ、ダウ平均は-0.16%、S&P500は前日比変わらず、ナスダック総合は+0.55%で終了。セクター別では、情報技術とコミュニケーション・サービスが+1.05%。他方、不動産が-2.66%、生活必需品が-2.00%。個別では、上記キャタピラー(CAT)が+11.63%、シーゲイト(STX)が+19.11%。一方、ファイサーブ(FI)はQ3決算において通期利益見通しの下方修正が嫌気され-44.04%、エンフェーズ・エナジー(ENPH)は、Q3決算で示した次期売上高ガイダンスが予想を下回り-15.15%。

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