ニューヨーク株式市況

2024/05/17:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 40,003.59
+134.21
979.3
SP500 5,303.27
+6.17
-
ナスダック 16,685.97
-12.35
-

本日のポイント

株式市場

主な経済指標の発表がなく、やや材料不足の中で市場では今週に発表された4月CPIを受けインフレ率低下トレンド再開に対する意識が強く、NYの主要指数は小確りで寄り付いた。原油価格上昇を背景にエネルギーが指数の上げを牽引したほか、素材セクターも上昇。しかし、午前10時発表の4月景気先行指数が-0.6%と予想を下回り、S&P500はマイナスに沈んだ。10年債が一旦買われる中で、S&P500はプラス圏にまで浮上したものの、10年債が間もなく売り基調を取り戻し、S&P500は5303.42付近で買いは一巡。金利動向と景況感に対する思惑が交錯する中で、午前11時頃からS&P500は前日引け値を境に売り買いまちまち。10年債利回りが上昇基調を維持していたことを横目に、午後2時頃には情報技術を中心に市場センチメントが悪化となり、S&P500は一時前日比-0.25%となる5283.59にまで下落。しかし、インフレ加速や景況感悪化を示す具体的な材料が不足する中で、間もなく押し目買いが見られた。午後3時頃にS&P500はプラス圏にまで回復となった後、引けにかけては小幅高を維持。結局、ダウ平均が+0.34%、S&P500が+0.12%、ナスダック総合が-0.07%で引けた。セクター別では、エネルギーが+1.36%、素材が+0.85%。他方、情報技術が-0.48%、生活必需品が-0.26%。個別では、デュポン(DD)が、大手ブローカーによる投資判断引き上げを受け+3.02%。一方、DXCテクノロジー(DXC)が、昨日引け後決算で示した通期ガイダンスが予想を下回り-16.90%。

債券・為替市場

シュナーベルECB理事が、6月と7月の連続利下げには慎重を期すべきだとの考えを示し、主要欧州国債利回りが上昇となる中で、朝方から10年債も売られた。午前10時発表の4月景気先行指数が-0.6%と予想を下回り、10年債は若干買いに押されたものの、間もなく売り基調を取り戻した。材料不足の中で午後に入っても10年債は売り進まれ、利回りは午後2時頃に4.424%付近にまで上昇。その後は小動きとなり、午後4時に10年債利回りは4.420%となった。為替市場では、オーバーナイトでドル/円は上昇となっていたものの、NY時間に入り売り戻され、午前11時頃にドル/円は155.25付近にまで下落。しかし、10年債利回りが上昇基調を維持していたことから、正午前からはドル買い意欲が増加。午後2時頃に155.70付近にまで上昇となったものの、その後は小動きに転じ、午後4時にドル/円は155.67となった。

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