Marketニューヨーク株式市況
2025/12/12:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 48,458.05 -245.96 |
1,306.54 |
| SP500 | 6,827.41 -73.59 |
- |
| ナスダック | 23,195.17 -398.69 |
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本日のポイント
株式市場
主な経済指標の発表がない中、NY主要指数はまちまちで寄り付いた。素材や不動産が上昇した一方、前日引け後に決算を発表したブロードコム(AVGO)が売上高・EPSともに予想を上回ったものの、CEOによる「AI製品の受注残は最低ラインでも730億ドルに達する」とのコメントが投資家の高い期待に届かなかったと見られ、大幅安となり、情報技術セクターは大きく売られて開始。この中でS&P500は小幅安で開始したものの、AI関連への投資家センチメント悪化が引き続き重しとなる中で寄り付きから下落基調となり、午前10時半頃に6,850付近まで下落。この水準で一旦反発の兆しを見せたが、午前11時頃に「OpenAI向けデータセンターの稼働開始が2027年から2028年に延期される」と伝わったオラクル(ORCL)が急落。これを受けてハイテク株中心に売り圧力がさらに強まる中、正午前にS&P500は前日比-1.44%の6,801.79まで売り込まれた。朝方に、前週のFOMCで利下げに反対票を投じたシカゴ連銀のグールズビー総裁が「来年の金利についてはタカ派ではない」と発言するなど、追加利下げ期待が相場の下支え材料となりS&P500は午後1時過ぎに6850付近まで回復を見せたが、AI関連軟調を背景にリスクオフのマインドとなる中、この水準で買いは一巡。午後2時前からは再び売りに押され、ダウ平均がー0.50%、S&P500が-1.07%、ナスダック総合が-1.69%で終了した。セクター別では、生活必需品が+0.93%、ヘルスケアが+0.30%。他方、情報技術が-2.87%、エネルギーが-0.93%。個別では、ルルレモン・アスレティカ(LULU)はCEO交代に伴い低迷期からの脱却が期待され+9.60%。ゼネラル・エレクトリック(GE)はアナリストによる強気な見通しを受けて+3.95%。一方、上記ブロードコム(AVGO)は-11.43%、オラクル(ORCL)は-4.47%。
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