Marketニューヨーク株式市況
2025/12/19:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 48,134.89 +183.04 |
4,045.25 |
| SP500 | 6,834.50 +59.74 |
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| ナスダック | 23,307.62 +301.26 |
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本日のポイント
株式市場
TikTokの米事業を巡り、オラクル(ORCL)などが合弁会社を設立することで合意したとの報道を受けて、前日に続きAIセンチメントが回復する中、情報技術を中心にNY主要指数は小幅高で寄り付いた。情報技術に加え、エネルギーも買われた一方、公益や生活必需品が下落して始まった。午前10時発表の12月ミシガン大学消費者マインド指数確報値は52.9と予想を下回った。1年先のインフレ期待は4.2%と速報値から上方修正となったものの、約1年ぶりの低水準となり、5~10年先のインフレ期待は3.2%と予想に一致。前日のCPIで示されたインフレ減速も引き続き好感される中、寄り付き後にS&P500は6833付近まで上昇となり、その後しばらくは6825付近で揉み合う展開となった。しかし、トランプ政権が中国向けH200チップ販売の審査を開始したと報道されていたことを背景に、エヌビディア(NVDA)を中心に半導体銘柄が買い進まれる中で、S&P500は正午過ぎに6835付近まで上昇幅を拡大。午後1時過ぎにS&P500は前日比+0.96%の6840.02を付けたが、この水準で買いは一巡。追加の買い材料に欠ける中、引けにかけては6835付近で売り買いまちまちとなり、ダウ平均が+0.38%、S&P500が+0.89%、ナスダック総合が+1.31%で終了した。セクター別では、情報技術+2.03%、資本財が+0.88%。公益が-1.34%、生活必需品が-0.49%。個別では、コアウィーブ(CRWV)はエネルギー省の「ジェネシス・ミッション」に参画するとの発表を受け+22.56%、カーニバル(CCL)はQ2決算でEPS・EBITDAが予想を上回り、配当の復活などが好感され+9.81%。一方、ラム・ウェストン・ホールディングス(LW)はQ2決算が予想を上回ったにもかかわず通期見通しを維持したことが嫌気され-25.94%、ナイキ(NKE)はQ2決算で中国とコンバース事業の低迷が続き、今四半期についても売上減少の見通しが示され-10.54%。
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