Marketニューヨーク株式市況
2025/11/12:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 48,254.82 +326.86 |
1,335.64 |
| SP500 | 6,850.92 +4.31 |
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| ナスダック | 23,406.46 -61.84 |
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本日のポイント
株式市場
政府閉鎖の解消は目前との見方が強まるとともに、政府機関の再開後1週間以内に発表されるとの見込みの9月雇用統計など、経済指標への関心が高まる中、前日の軟調なADP民間雇用週次統計を受けて休場明けに10年債利回りは低下。また寄り付き前に、ベッセント財務長官が近日中にコーヒーやバナナなどの食品に対する輸入関税の引き下げを発表すると伝わり、継続的な関税緩和のスタンスが好感され、NY主要指数は揃って上昇して寄り付いた。金融や素材、情報技術が買われた一方、エネルギー、コミュニケーション・サービスが売られて開始。前日のアナリスト・デーで今後5年間に渡り売上高の伸びが加速するとの見通しを示したアドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)が大幅高となったものの、AI関連の大手テック株は軒並み軟調となり、S&P500は寄り付き直後に前日比+0.34%の6869.91を付けた後、下落基調となった。午前10時半頃にS&P500はマイナス圏に沈んだが、11時頃にアンソロピックが米国内の複数拠点でAIデータセンターを建設するため500億ドルを投資すると伝わり、関連株は小幅に反発。S&P500は前日比-0.25%の6829.62を底値に切り返し、正午過ぎにはプラス圏に回復した。午後は、銀行規制当局が資本規制を緩和する条件で合意したとの報道を材料に、大手銀行など金融が好調となったほか、ヘルスケアや素材など出遅れ銘柄への見直し買いが続いたが、S&P500は概ね前日終値付近での揉み合いとなり、結局、ダウ平均は+0.68%、S&P500は+0.06%、ナスダック総合は-0.26%で終了。セクター別ではヘルスケアが+1.36%、金融が+0.90%。他方、エネルギーが-1.42%、コミュニケーション・サービスが-1.18%。個別では、上記アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)が+9.00%、オン・ホールディング(ONON)はQ3決算発表で欧州やアジアでの高価格帯スニーカーの売れ行きが好調となり、通期売上見通しを上方修正し+17.99%。一方サークル・インターネット・グループ(CRCL)は堅調なQ3決算を発表したものの、アナリストによる次四半期の営業費用見通しの上方修正を受け、マージン悪化が懸念され-12.21%
インスティネット作成