Marketニューヨーク株式市況
2025/11/25:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 47,112.45 +664.18 |
1,257.83 |
| SP500 | 6,765.88 +60.76 |
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| ナスダック | 23,025.59 +153.58 |
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本日のポイント
株式市場
午前8時15分頃にADPが発表した民間雇用者数の週次速報値では、11月8日までの4週間における民間雇用者数が平均1万3,500人の減少となった。8時半に発表された11月フィラデルフィア連銀非製造業活動指数は-16.3と前月から改善、9月小売売上高は前月比+0.2%と予想を下回った。また9月PPIは前月比+0.3%と予想に一致、コア指数は同+0.1%と予想を下回った。9時発表の9月S&PコタリティCS20都市住宅価格指数が前年比+1.36%と予想を下回り、全米指数も前年比+1.29%と前月から上昇ペースが減速。民間雇用者数や小売売上高の低迷を受けて、利下げ観測の高まりが続く中、NY主要指数はまちまちで寄り付いた。コミュニケーション・サービスやヘルスケアなど幅広いセクターが上昇した一方、情報技術が下落して開始。前日引け後にメタ・プラットフォームズ(META)がアルファベット(GOOG)傘下のグーグル製AIチップを数十億ドル規模で導入する方向で協議しているとの報道を受けて、競争激化が懸念されたエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が大幅安となり指数全体の重しとなる中で、S&P500は前日終値付近で寄り付いた後、前日比-0.67%の6731.62まで売りに押された。その後、午前10時発表の11月リッチモンド連銀製造業指数は-15と予想を下回り、同時発表の消費者信頼感指数は88.7と予想以上に低下した。しかし利下げストーリーが継続する中で、幅広い銘柄へのローテーションも支えとなり、S&P500は10時半頃に前日終値を回復したのち、上値を伸ばす展開に。正午にはNEC委員長のハセット氏が次期FRB議長の最有力候補と見られていると伝わったことを背景に、10年債利回りの低下を横目に、S&P500は午後12時半頃に6750近辺まで上昇。午後のS&P500は概ね6740~6760付近での揉み合いとなったが、売り越されていたエヌビディアへの押し目買いも寄与し、引け間際にS&P500は前日比+1.01%の6776.40を付けるなど、主要3指数ともに高値引けとなり、ダウ平均が+1.43%、S&P500が+0.91%、ナスダック総合が+0.67%で終了。セクター別では、ヘルスケアが+2.16%、一般消費財が+1.92%。他方、エネルギーが-0.68%、公益が-0.35%。個別では、キーサイト・テクノロジーズ(KEYS)は好調なQ4決算に加えて、予想を上回る次四半期見通しを発表し+10.01%、ブリンカー・インターナショナル(EAT)はアナリストが、ブラジル産の幅広い食料品が関税の対象外となったことでコスト環境が改善していると指摘し、投資判断を引き上げたことを受け+6.71%。一方、上記エヌビディア(NVDA)が-2.59%、JMスマッカー(SJM)は関税軽減を理由に、計画していたコーヒーの値上げの中止を発表したことを受け-3.73%。
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