ニューヨーク株式市況
2024/12/20:現地日付
主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
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ダウ | 42,840.26 +498.02 |
3,921.00 |
SP500 | 5,930.85 +63.77 |
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ナスダック | 19,572.60 +199.83 |
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本日のポイント
株式市場
午前8時半発表の11月個人所得が前月比+0.3%と予想以下、個人支出は前月比+0.4%とこちらも予想以下となり、前月比も下方修正。11月PCEデフレータは前月比、前年比共に予想以下となり、同コアPCEデフレータも前月比、前年比共に予想を下回った。これを受けて10年債利回りが下落したものの、一般消費財、情報技術、コミュニケーションサービス、などの成長セクターの動きが冴えず、NY主要指数は揃って上昇して寄り付いた。午前10時発表の12月ミシガン大学消費者センチメント確定値が74と予想を下回り、1年先期待インフレは予想を下回る2.8%、5~10年先期待インフレ率も予想以下の3.0%となった。先日のFOMCのタカ派内容を嫌気し、下落してきた株式市場であったが、過度なインフレ再加速懸念を後退させる本日の経済指標を受けて、その後は買い戻しの動きが顕著となった。更に、午前10時過ぎにシカゴ連銀のグールズビー総裁は、「インフレ率2%達成への道筋はあり、金利は今後12~18か月で更に引き下がる」と述べ、これも株式市場に安心感を追加。株式市場はじりじりと買われ、全セクターが上昇に転じる中で、正午過ぎにS&P500は前日比+1.95%の5982.06まで上昇。午後に入ってからは、米政府機関の閉鎖懸念などが健在であり、10年債利回りも再び上昇気味な中で、株式市場は上値が抑えられた。結局引けにかけて上げ幅をやや縮小し、取引を終了。ダウ平均が+1.18%、S&P500が+1.09%、ナスダック総合が+1.03%で終了。セクター別では、全セクターが上昇し、中でも不動産が+1.82%、情報技術が+1.53%、公益が+1.53%。個別では、オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)が、バークシャー・ハサウエイ(BRK/B)による保有株増加が明らかとなり+3.90%。カーニバル(CCL)がF4Q決算内容が好感され+6.43%。他方、USスチール(X)がF4QEPSガイダンスを下方修正し-4.98%。ウィニベーゴ・インダストリーズ(WGO)がF1Q決算実績が予想以下で-3.76%。
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