Marketニューヨーク株式市況

2025/12/18:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 47,951.85
+65.88
1,382.33
SP500 6,774.76
+53.33
-
ナスダック 23,006.36
+313.04
-

本日のポイント

株式市場

午前8時半発表の11月CPIは前年比+2.7%、コア指数は前年比+2.6%となり、いずれも予想を下回った。このインフレ指標を受け年内のFRB追加利下げへの期待が高まり、NY主要指数は揃って上昇して寄り付いた。前日引け後にマイクロン・テクノロジー(MU)が旺盛なデータセンター向けメモリチップ需要とそれに伴う急激な価格上昇を背景に予想を上回る好決算を発表し、大幅高となったことに加えて、前日遅くにOpenAIによる最大1000億ドルの資金調達の可能性が報道され、AIセンチメントが回復し大型テック銘柄が上昇を牽引。一般消費財、情報技術、コミュニケーション・サービスが力強く上昇した一方、エネルギー、生活必需品は下落して開始。寄り付き後S&P500は午前10時半頃まで6765~6800付近でもみ合ったのちに騰勢を強め、午前11時半頃には前日比+1.41%となる6816.13を付けた。しかし、過去数週間で見られていたAI関連に対する軟調なセンチメントを完全に払しょくすることができない中で、正午を過ぎると利食い売りに押された。S&P500は6758.50にまで上昇幅を縮小後、午後は概ね6760~6805レンジで上下する展開となった。引けにかけても方向感に乏しい展開が続き、ダウ平均は+0.14%、S&P500は+0.79%、ナスダック総合は+1.38%で終了した。セクター別では、一般消費財が+1.78%、コミュニケーション・サービスが+1.48%。他方、エネルギーが-1.42%、生活必需品が-0.68%。個別では、上記マイクロン・テクノロジー(MU)が+10.21%、リビアン・オートモーティブ(RIVN)はアナリストが投資判断を引き上げ+15.03%。一方、ファクトセット・リサーチ・システムズ(FDS)はQ1決算が予想を上回ったものの通期業績見通しは据え置きと、慎重姿勢が嫌気され-7.68%、アクセンチュア(ACN)はQ1決算で通期EPS見通しをわずかに下方修正したことを受けて-1.38%。

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