Marketニューヨーク株式市況
2025/12/17:現地日付
| 主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
|---|---|---|
| ダウ | 47,885.97 -228.29 |
1,438.86 |
| SP500 | 6,721.43 -78.83 |
- |
| ナスダック | 22,693.32 -418.14 |
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本日のポイント
株式市場
朝方にウォラーFRB理事が「政策金利は依然として中立金利からおそらく50~100bp離れた水準にあると考えている」とコメントし、ややハト派的に受け止められ、これを背景にNY主要指数は小高く寄り付いた。前日発表の経済指標も背景に、概ねハト派的な金融政策が来年も続くとの見方が広がる中で、利下げ継続を見据えたセクター・ローテーションが続き、金融や素材、不動産などが好調となった。また、前日引け後にトランプ大統領がベネズエラに出入港する全ての制裁対象の石油タンカーについて封鎖を命じると発表したことを受けて、原油価格の反発に伴いエネルギーも堅調に開始。しかし、オラクル(ORCL)がミシガン州で建設予定のデータセンターについて、ブルー・アウル・キャピタル(OWL)が出資を見送ったと報じられたほか、AI半導体スタートアップのMythicが低コスト・低消費電力のAIチップを自社開発中と伝わったことを受けて、エヌビディア(NVDA)やアルファベット(GOOGL)が大きく売られ、AI関連株が軟調となったことを背景に、S&P500は寄り付き後暫くは前日終値付近で推移していたものの、午前10時半頃から売りに押された。午後11時頃に6750付近まで下落した後はやや売りペースが減速したものの、主な買い材料に欠ける中で投資家センチメントは低迷。午後のS&P500は段階的な売りに押され、ダウ平均は-0.47%、S&P500は-1.16%、ナスダック総合は-1.81%で終了した。セクター別ではエネルギーが+2.21%、生活必需品が+0.45%。一方、情報技術が-2.19%、コミュニケーション・サービスが-1.90%だった。個別では、テキサス・パシフィック・ランド(TPL)が大規模データ・キャンパスを開発すると発表し+7.59%。ゼネラル・ミルズ(GIS)はQ2EPSが市場予想を上回り+3.38%。一方、テスラ(TSLA)はカリフォルニア州において一時販売停止の可能性が懸念され-4.62%、レナー(LEN)はQ4決算でEPS実績およびQ1ガイダンスが予想を下回り-4.54%。
インスティネット作成