Marketニューヨーク株式市況

2025/12/16:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 48,114.26
-302.30
1,401.76
SP500 6,800.26
-16.25
-
ナスダック 23,111.46
+54.05
-

本日のポイント

株式市場

午前8時半発表の10月小売売上高は前月比フラットと予想を下回った一方、GDPに反映されるコントロール・グループ売上高は同+0.8%と予想を上回った。同時発表の10月分非農業部門雇用者数は-10.5万人と大きく減少したが、11月分は+6.4万人の増加と予想を上回った。また、11月失業率は4.6%と予想を上回った。このまちまちな雇用統計を受け、NY主要指数はそろって小幅安で寄り付いた。午前9時45分発表の12月S&Pグローバル製造業PMIは51.8、サービスPMIは52.9といずれも予想を下回り、10年債利回りが低下に転じる中で、一旦S&P500は前日終値付近にまで値を戻した。しかし、ファイザー(PFE)が提示した2026年通期ガイダンスが失望される中でヘルスケアが大きく売られたほか、原油価格低下を背景にエネルギーへの売りも顕著となり、S&P500は午前中にあっさりと反落。午前10時半頃からS&P500は6775~6800レンジで売り買い交錯となったが、午後に入り売り圧力が高まり、午後1時には前日比-0.84%の6759.74まで下落。しかし、本日はAI関連銘柄からの資金ローテーションが一服となる中で、この水準では情報技術セクターを中心に見直し買いが入った。一定の売りをこなしながらも午後は概ね買いが優勢となり、午後3時半頃にS&P500は前日終値付近にまで回復。とはいえ、プラス圏に押し上げる力は見られず、引けにかけてはやや売られ、ダウ平均が-0.62%、S&P500が-0.24%、ナスダック総合が+0.23%で終了した。セクター別では、情報技術が+0.32%、一般消費財が+0.31%。他方、エネルギーが-2.98%、ヘルスケアが-1.28%。個別では、エスティローダー(EL)が、大手ブローカーによる買い推奨リストへの追加を受け+3.33%。ウスウエスト航空(LUV)はアナリストによる投資判断を引き上げを受け+1.08%。一方、上記のファイザー(PFE)が-3.41%。スタブハブ・ホールディングス(STUB)はアナリストが26年にチケット販売プラットフォームの競争激化を予想し、投資判断を引き下げ-5.62%。

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