ニューヨーク株式市況
2023/12/04:現地日付
主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
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ダウ | 36,204.44 -41.06 |
1,074.12 |
SP500 | 4,569.78 -24.85 |
- |
ナスダック | 14,185.50 -119.53 |
- |
本日のポイント
株式市場
本日は寄り前に重要な経済指標の発表がなく、市場の注目が今週金曜日発表の11月雇用統計に向く中で、10年債利回りが朝方に上昇。これを背景にNY主要指数は揃って軟調に寄り付いた。コミュニケーション・サービス、情報技術などが売りを主導。午前10時発表の10月耐久財受注確定値は-5.4%と予想に一致となったが、製造業受注が-3.6%と予想を下回り、S&P500は前日比-1.04%の4546.72にまで売り込まれた。しかし、10年債利回り上昇の落ち着きと共に、午前11時頃からS&P500は反発基調に転じた。情報技術や一般消費財への押し目買いが見られ、午後に入ってもS&P500は下げ幅を縮小し、午後1時頃には4570付近にまえ回復。とはいえ、景況感に対する自信が強まらない中で、その後は利食い売りに押され、午後2時前から暫くは4562.50付近で保ち合い。10年債利回りが低下に転じたことを背景に、引け30分前には再度買い戻しが見られ、ダウ平均が-0.11%、S&P500が-0.54%、ナスダック総合が-0.84%で終了。セクター別では、不動産が+0.54%、ヘルスケアが+0.21%。他方、コミュニケーション・サービスが-1.37%、情報技術が-1.31%。個別では、3M(MMM)が、アナリストによる投資判断の引き上げで+3.6%。ウーバー・テクノロジーズ(UBER)が、S&P500指数への組み入れを受け+2.23%。他方、メタ・プラットフォームズ(META)が、CEOによる持ち株売却報道を背景に-1.48%。アラスカ航空(ALK)が、ハワイアン航空(HA)買収発表を受け-14.2%。
債券・為替市場
主な経済指標の発表がなく、今週金曜日に発表される11月雇用統計に対する警戒が聞かれる中で、朝方に10年債は売られ、利回りは4.270%付近にまで上昇。午前10時発表の10月製造業受注が-3.6%と予想を下回り、10年債は一旦4.240%付近にまで買われたものの、同時発表の10月耐久財受注が-5.4%と予想に一致となり、間もなく売り戻された。午前11時頃に4.290%付近で10年債の売りは一巡となり、午後に入ってからは4.290%付近で小動き。WTI原油先物価格が低下していたことを背景に、午後2時過ぎから10年債は買いに押され、午後4時に利回りは4.268%となった。為替市場では、市場の目線が今週金曜日に発表される11月雇用統計に移る中で、ドル/円は朝方に147.06付近にまで上昇。午前10時発表の10月製造業受注が予想を下回り、一旦ドル/円は146.47付近にまで下落となったものの、間もなく買い戻され、午前11時前には147.17付近にまで上昇。一定の売りは見られたものの、午後に入ってもドル買いが競り勝ち、ドル/円は午後1時半頃に147.45付近にまで上伸。暫くは小動きとなっていたが、10年債利回り低下が見られる中で、その後はややドル売りに傾き、午後4時にドル/円は147.28となった。
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