Marketニューヨーク株式市況

2025/04/17:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 39,142.23
-527.16
1,275.90
SP500 5,282.70
+7.00
-
ナスダック 16,286.45
-20.71
-

本日のポイント

株式市場

午前8時半発表の3月住宅着工件数が前月比-11.4%と予想以下、建設許可件数は前月比+1.6%と予想を上回った。同時発表の4月フィラデルフィア連銀景況指数は-26.4と予想大きく下回った。また、週間新規失業保険申請件数は予想以下の21.5万件となったものの、継続受給者数は188.5万件と予想以上となり、経済指標はまちまち。昨日引け後に、トランプ大統領が「日本の代表との間で大きな進展があった」とコメントし、関税交渉についてやや楽観的なムードとなる中で、S&P500は小幅高で寄り付いた。エネルギーや一般消費財が堅調となった一方、ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)の1Q決算が嫌気され、ヘルスケアが下落。また、エヌビディア(NVDA)による続落を受け、情報技術も寄り付き後に売り優勢となるなど、S&P500は午前中に一旦マイナス圏にまで売られた。しかし、台湾セミコンダクター(TSMC)が発表していたQ1決算が好感され、AI関連テーマへの期待が残る中で、情報技術への売りは限定的となり、S&P500は間もなく持ち直し暫くは5290付近で推移。正午過ぎ、トランプ大統領が「EUとの貿易合意に強い自信がある」としたほか、「中国とは良好な合意を結ぶつもり」とのコメントも聞かれ、各国との関税協議が概ね前向きに進展している様子が好感され、S&P500は上値を伸ばし、午後2時半前に前日比+0.99%の5328.31まで上伸。しかし、足元の関税による企業決算や景気への悪影響が気掛かりとなる中で、この水準で買いは一巡。引けにかけては売り戻され、ダウ平均が-1.33%、S&P500が+0.13%、ナスダック総合が-0.13%で終了。セクター別では、エネルギーが+2.27%、生活必需品が+2.18%。他方、情報技術が-0.67%、ヘルスケアが-0.64%。個別では、イーライリリー(LLY)が肥満治療薬が臨床試験で進展がみられ+14.30%。他方、上記ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)が-22.38%。グローバル・ペイメンツ(GPN)がワールドペイ買収を発表し-17.43%。

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