ニューヨーク株式市況

2022/05/26:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 32,637.19
+516.91
1,050.25
SP500 4,057.84
+79.11
-
ナスダック 11,740.65
+305.91
-

本日のポイント

株式市場

昨日のFOMC議事録が吟味される中で、50bp以上の大幅な利上げの議論がなかったことや、年後半には利上げ休止の可能性が言及されたことなどが改めて注目され、市場は昨日のポジティブな反応を維持。午前8時半に発表された1QGDP改訂値は前期比年率-1.5%と市場予想を下回り速報値から下方修正となったが、個人消費は同+3.1%と市場予想を上回り上方修正された。同時発表の週間新規失業保険申請件数は21万件と市場予想を下回り雇用市場悪化の兆しはない。昨日引け後発表のウィリアムズ・ソノマ(WSM)、本日寄り前発表のメーシーズ(M)、ダラー・ツリー(DLTR)、ダラー・ジェネラル(DG)など小売り企業のF1Q決算がいずれも予想以上となり、足元の消費が幅広い所得層で依然堅調であることを示し市場に強気が広がった。これらを背景にダウ平均とS&P500は続騰して寄り付いた。エヌヴィディア(NVDA)が予想以上のF1Q決算を発表したもののF2Q売上ガイダンスが予想以下で気にされ、またアップル(AAPL)の2022年のアイフォン生産台数は横ばい予想との報道などがやや失望され、これらを受けて情報技術がわずかに下げて寄り付いたが、他のセクターは幅広く堅調にスタート。一般消費財、金融、資本財などにリードされ、S&P500は順調に上伸。午前10時に発表の4月中古住宅販売仮予約件数は前月比ー3.9%と予想以下になり住宅市場の鈍化を示唆したが、市場は連銀の政策見通しおよび足元の消費の堅調を背景に楽観的なセンチメントを維持。また、11時発表の5月カンザスシティ連銀製造業活動指数は23と市場予想を大きく上回った。これらを背景に、寄り付きこそ出遅れた情報技術も上昇に転じ、全11セクターがプラスとなり、S&P500はじりじりと上げ幅を拡大。午後1時過ぎにS&P500は前日比+2.41%の4074まで上昇した。その後も、10年債利回りが2.74%付近で低めに安定する中で、買い優勢が続き、とりわけ、一般消費財、情報技術、コミュニケーション・サービス、金融がラリー。引けまで確りとした推移で終了した。ダウ平均が+1.61%、S&P500が+1.99%、ナスダック総合が+2.68%。セクター別では、一般消費財が+4.78%、情報技術が+2.45%、金融が+2.25%。一方、不動産が-0.1%と唯一の下落。個別では、上記エヌビディア(NVDA)が結局持ち直し+5.16%、ダラー・ツリー(DLTR)が+21.87%、ダラー・ゼネラル(DG)が+13.71%、メーシーズ(M)が+19.31%。一方、スノーフレーク(SNOW)が利益が市場予想を下回るF1Q決算と通期見通しを下方修正したことが嫌気され、-4.5%。

債券・為替市場

昨日のFOMC議事録では、予想以上に大幅な利上げの議論がなく概ね想定線内であったとともに、年後半には利上げ休止の可能性が言及されたのを受けて、短期債の利回り低下に主導され、10年債利回りも2.73%と若干低めに開始。午前8時半発表の1QGDP第2回値は前期比年率-1.5%と初回値から下方修正されたが個人消費は同+3.1%と上方修正された。週間失業保険申請件数は21万件と予想以下。午前10時発表の4月中古住宅販売仮予約は前月比-3.9%と予想以下となり住宅市場の鈍化を示唆。やや弱めの経済指標を交えたが、10年債利回りは2.74%付近で小動きにとどまった。その後、予想以上の小売企業決算を背景に消費の堅調を好感して株式市場が寄り付きから堅調に上昇するのを受けて、リスクセンチメントの改善とともに11時近くから10年債は売りに転じた。利回りは午後1時前に2.7954%まで上昇。午後1時の7年債入札は、最高落札利回りが2.777%と事前予想を2.4bp下回り、応札率は2.69と前回を上回った。堅調な結果を受けて10年債は買い戻され、午後はおおむね利回り低下の流れに戻り、午後4時の10年債利回りは2.7469%となった。為替市場では、日銀の黒田総裁が衆議院予算委員会で、金融緩和の出口戦略に珍しく触れ、また、米国の利上げで円安が続くとは限らないと述べたことから、円買いとなりドル/円はNY未明に126.55まで下落。NY市場開始後は10年債利回り上昇と、株式市場上昇を受けて反発しドル/円は昼前に127.42まで上昇した。しかし午後は10年債利回りが低下に転じたことから、ドル/円は再び軟化。午後4時には127.10となった。

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