ニューヨーク株式市況

2019/09/20:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 26,935.07
-159.72
2,805.11
SP500 2,992.07
-14.72
-
ナスダック 8,117.68
-65.20
-

本日のポイント

株式市場

本日は主要経済指標の発表もなく、やや手がかり難の中で、今週発表された8月鉱工業生産、9月フィラデルフィア連銀景況指数、また8月住宅着工と中古住宅販売など、経済指標が概ね好調だったことから、米国経済への懸念も後退し、投資家センチメントはやや強気。NY主要指数は前日比小幅高で寄り付いた。概ね全セクターが小確りとなる中で、とりわけヘルスケアが強い上昇。民主党ペロシ下院議長が提案する薬価規制案に、共和党マコネル院内総務が強い反対を表明したことなどを背景に、大型バイオなどが続騰した。市場の焦点が、米中貿易協議の動向にシフトする中で、市場はワシントンで継続中の次官級協議の状況を見守るスタンス。S&P500は昼過ぎまで概ね小幅高レンジを小動き。3015がやや重い上値抵抗となり、最高値を再び窺うモーメンタムには欠ける推移となった。午後1時過ぎ、トランプ大統領が、「暫定合意を望まず、2020年大統領選挙前に合意成立の必要はない」と述べたことが報道された後、来米中の中国側次官級交渉団が、明日に予定していたモンタナ州の農場見学をキャンセルし、滞在を予定より早く切り上げるとの報道が伝えられた。これを受けて、市場は、次官級会議が物別れと見て、急速に嫌気。S&P500は午後1時半近くに前日比-0.74%の2984まで下落した。リスクオフから、公益とヘルスケアが確りとなった以外は、多くのセクターが下落。結局、ダウ平均が-0.59%。S&P500が-0.49%、ナスダック総合が-0.80%で終了した。セクター別では、ヘルスケアが+0.60%、公益が+0.37%。他方、一般消費財が-1.17%。情報技術が-1.11%。個別では、モルソン・クアーズ(TAP)が証券会社による買い推奨での新規カバレッジを受け+2.22%。メルク(MRK)がHIVー1治療薬2種類に関し、適用拡大の承認をFDAより得たと発表し+1.42%。他方、ザイリンクス(XLNX)がCFOの退職を発表したことと証券会社による投資判断及び目標株価の引き下げで-6.82%。ネットフリックス(NFLX)が、F3Qの海外の加入者数トレンドに大手証券が警戒を示した中で-5.53%と3日連続安。

債券・為替市場

今週発表された8月鉱工業生産、9月フィラデルフィア連銀景況指数、8月住宅着工、8月中古住宅販売など一連の経済データが予想を上回ったことから、米国経済鈍化シナリオが後退する中で、継続中の米中の次官級レベルによる協議への思惑もあり、10年債利回りは朝方1.7928%まで小幅に上昇。しかし、トランプ大統領が暫定合意は望まず、重要問題を含めた合意成立を追求すると述べたことから、早期成立は困難との見方が広がり、10年債利回りはまもなく1.76%まで低下した。午後1時過ぎ、トランプ大統領が「2020年大統領選挙前に米中合意を成立させる必要はない」と述べた後、中国の次官級交渉団が米国滞在を切り上げ、明日に予定されていた農場見学もキャンセルされたとの報道が伝わったことから、市場は協議が物別れと判断。この展開を懸念してリスクオフが強まり、10年債利回りは午後3時近くから加速的に低下し、1.7163%をつけた後、午後4時には1.7232%となった。為替市場では、ドル/円は朝方107.90~108.00のレンジ内推移。午後1時過ぎ、米中貿易次官級協議のために来米中の中国交渉団が、明日予定の農場見学をキャンセルし米国滞在を切り上げると報道され、物別れを懸念したドル売りで、ドル/円は大きく下げる展開。午後4時には107.55となった。

米国野村證券作成

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