ニューヨーク株式市況

2021/01/22:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 30,996.98
-179.03
1,087.72
SP500 3,841.47
-11.60
-
ナスダック 13,543.06
+12.15
-

本日のポイント

株式市場

ユーロ圏1月マークイット総合PMIが47.5と前月比低下し、英国の1月同PMIも40.6と前月比大幅低下。欧州は景気の2番底に陥りつつあるとの懸念が広がり、欧州株が下落。米国では、上院共和党が、各委員会の勢力配分に関して合意せず、委員会構成が進まない中で、実質的な政権発足に遅れが生じ、バイデン大統領のコロナ対策景気支援案の早期成立が、早くも困難に直面との懸念が広がった。昨日、S&P500が新高値をつけた後だけに、これらを背景に市場はひとまず利益確定売りから始まり、S&P500は小幅反落して寄り付いた。全11セクターが下げて開始したが、とりわけ売りはエネルギー、素材、金融に集中。昨日引け直前に発表されたインテル(INTC)の決算は市場予想を上回ったが、次期CEOが、2023年の製品の大半を自社で製造すると述べ、設計に特化することを望む一部の投資家に失望された。また、昨日引け後に発表されたインターナショナル・ビジネス・マシーンズ(IBM)の決算は売上高が予想を下回り4四半期連続減収で終った。これらを受けて昨日リーダーとなった情報技術も本日は軟調。午前9時45分発表の1月マークイット製造業PMIは59.1と市場予想の56.5を上回り、同サービスPMIも57.5と市場予想の53.4を上回り、続いて10時発表の12月中古住宅販売も前月比+0.7%と予想を上回った。とはいえ市場の反応は鈍く、S&P500は午前10時半過ぎに前日比-0.6%の3830まで下落した。一方で、依然として市場には今後のワクチン普及への期待を背景に、物色買いの意欲も健在。フェースブック(FB)、アルファベット(GOOGL)、ツイッター(TWTR)などの足元業績に期待をもたれる大型インターネットは引き続き選好され、コミュニケーション・サービスが寄り付き後ほどなくして小幅高へと浮上。さらに昼近くからは、ヘルスケア、公益、生活必需品、不動産などのディフェンシブなセクターも押し目買いで徐々に反発。これらを背景にS&P500は午後にかけ下げ幅を縮小する展開となった。上院金融委員会でイエレン氏が財務長官として承認されたことも市場の安堵材料となり、さらに、来週のFOMCを控え売りは限定的。午後はS&P500は概ね3845をはさみもみ合いの推移。引け近くには、ハイテク株、不動産、公益などの買いでS&P500は昨日終値を窺った後、結局小幅安で終了した。ダウ平均が-0.57%、S&P500が-0.3%で終了。ナスダック総合は+0.09%と最高値を更新した。セクター別では、不動産が+0.31%、公益が+0.17%、コミュニケーション・サービスが+0.12%。他方、金融が-0.72%、エネルギーが-0.5%、資本財が-0.49%。個別では、カンザスシティ・サザン(KSU)が決算発表で示したガイダンスが好感され+2.16%。SVBファイナンシャルグループ(SIVB)が市場予想を上回る決算を発表し+5.39%。他方、上記インテル(INTC)が-9.29%。上記IBM(IBM)が-9.91%。

債券・為替市場

新型コロナウイルス感染拡大を背景に、香港が初のロックダウンを実施する計画と報じられ、また、欧州では1月マークイットPMIが前月比悪化し景気の2番底に陥りつつあるとの懸念が広がった。欧州の主要国債利回りが低下する中で、10年債利回りも午前8時過ぎには1.0804%まで低下した。しかし、午前9時45分発表の1月マークイット製造業PMIが59.1、サービスPMIが57.5と予想を上回り、続いて10時発表の12月中古住宅販売が676万戸と予想を上回ったことから、10年債利回りは1.100%付近にまで上昇。しかし、共和党が上院各委員会の構成案に合意せず、委員会の組織化が遅れ、実質的な政権発足が遅れていることから、バイデン大統領による1.9兆ドルの追加景気支援策の早期成立は早くも困難に直面と受け取られ、その後の10年債は買い戻し。利回りは正午付近には1.084%付近となった。午後もやや材料不足の中で、来週のFOMCを控え小動き。利回りは1.087%をはさみもみあい。午後4時の10年債利回りは1.086%となった。為替市場では、香港が初のロックダウンを実施する計画と報じられ、また、ジョンソン英首相が英国のロックダウンを夏まで延長する考えを示唆。欧州全体も活動制限を強化すると見られる中で、全体にリスクオフとなり、ドル買い、資源国通貨の売りが主流となった。ドル/円は早朝からじり高となり、午前9時過ぎには103.89まで上昇。しかし、ワクチン普及策を含む1.9兆ドルの追加景気対策案の早期実現は困難との観測で、10年債利回りが低下する中で、ドル買いも伸び悩み、ドル/円は午前10時過ぎに103.73付近まで反落した後、その後はほぼ103.80をめぐる狭いレンジでの攻防。午後4時には103.83となった。

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