ニューヨーク株式市況

2020/04/03:現地日付

主要指数 終値 出来高概算(百万株)
ダウ 21,052.53
-360.91
1,494.54
SP500 2,488.65
-38.25
-
ナスダック 7,373.08
-114.23
-

本日のポイント

株式市場

午前8時半発表の3月非農業雇用は、前月比70万1千人減少と、市場予想10万人減を大幅に上回る悪化となり、失業率も4.4%と市場予想3.8%を上回った。一方で、OPEC+諸国が来週月曜日にバーチャル会議を開催し減産を協議すると伝えられ、WTI原油先物価格が大幅上昇するなど、ポジティブな材料もみられる中で、S&P500は前日小幅安で寄り付いた。エネルギー、素材、生活必需品が支えた一方、その他のセクターは概ね小幅安でスタート。寄り付いた後しばらくは前日終値を挟み小幅に一進一退。しかし、新型コロナウイルスの影響で、今後、失業者数はさらに増加すると懸念される中で投資家センチメントは弱く、その後は幅広いセクターにじりじりと売り圧力が広がる展開となった。とりわけ、労働市場の悪化による家賃やローン支払い滞納を懸念する動きから、不動産や公益、銀行が大きく下落。午前10時発表の3月ISM非製造業指数は52.5と市場予想43を上回ったが、納入遅延の上昇によるもので、雇用、ビジネス活動などが下振れる弱い内容であったため、株式市場の下落は加速。エネルギーも買いモーメンタムを失い、全11セクターが揃って前日比マイナスとなる中、S&P500は午後2時過ぎに前日比-2.7%の2460まで下落した。とはいえ、大幅雇用減はある程度予期されていたことでもあり、当初のショックが収まると、引けに向ってセンチメントも若干落ち着き、生活必需品、エネルギーなどに押し目買いがみられ、S&P500は小幅に持ち直す動きとなったが力は弱く、結局軟調に終了。ダウ平均が-1.69%、S&P500が-1.51%、ナスダック総合が-1.53%。セクター別では、生活必需品が+0.54%と唯一プラス。他方、公益が-3.62%、素材が-2.34%、金融が-2.23%。個別では、ぺロトン・インタアクティブ(PTON)がスポーツジムの代替として同社のトレーニングマシンの需要拡大期待や証券会社による買い推奨でのカバレッジ開始で+7.52%。他方、2社合併後の新生レイセオン・テクノロジーズ(RTX)が、新型コロナウイルス流行拡大を受け民間航空機事業は今後2年間減速する可能性があるとのCEO発言で-1.58%。ラルフ・ローレン(RL)が証券会社の投資判断引き下げで-7.53%。

債券・為替市場

午前8時半発表の3月非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る前月比-70.1万人となり、失業率は4.4%と予想を上回った。昨日発表の週間失業保険申請件数が大幅増加していたことからそれほど驚きはなく、また、WTI先物価格が28ドルへと上昇したことから、10年債利回りは0.605%へとやや上昇。とはいえ、新型コロナウィルス感染拡大による景気後退の深さへの警戒は強く、全体にリスクオフが変わらないテーマとなる中で、10年債利回りはその後は低下。午前10時近くに、クドロー国家経済会議委員長が、「対中関税の一時的撤廃は議論されていない」と述べたことも10年債の買いをサポート。午前10時発表の3月ISM非製造業景況指数が52.5と予想を上回ったものの市場の反応は鈍く、10年債利回りは午後2時には0.5667%まで低下した。しかし、WTI原油先物価格が29ドルを越える動きとなる中でその後の利回りは上昇。午後4時の10年債利回りは0.605%となった。為替市場では、朝早くにOPECプラスが来週のバーチャル会合において日量1000万バレルの原油減産を議論するとの報道を受け、WTI先物価格が上昇する中、ドル/円は朝方に108.60まで上昇。午前8時半発表の3月非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったのをうけて直後にドル/円は108.26まで押し返されたが、WTI先物価格が28ドルをつける中でまもなく持ち直し、午前中は108.40~108.65レンジ内推移。午後は株式市場が軟調な推移となる中でいったん108.20付近まで反落したが、10年債利回りが上昇に転じたのにつれて小幅回復し、午後4時には108.42となった。

米国野村證券作成

はじめての方へ

お問い合わせ先