Marketニューヨーク株式市況
2025/07/03:現地日付
主要指数 | 終値 | 出来高概算(百万株) |
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ダウ | 44,828.53 +344.11 |
741.52 |
SP500 | 6,279.35 +51.93 |
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ナスダック | 20,601.10 +207.97 |
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本日のポイント
株式市場
午前8時半発表の6月非農業部門雇用者数が14.7万人増と予想を上回り、失業率は4.1%と予想を下回った。平均時給は前月比+0.2%、前年比+3.7%といずれも予想を下回った。同時発表の新規失業保険申請件数は23.3万件と予想を下回ったものの、継続受給者数は196.4万件と予想を上回った。予想以上に堅調な雇用統計を受け、景況感が改善する中でNY主要指数は揃って上昇して寄り付いた。米国が中国へのチップ設計ソフトウェア販売に関する一部輸出制限を解除したと報道され、情報技術が上げを牽引したほか、前日の米国とベトナムの貿易ディールやOBBB法案が本日下院を通過する見込みとの声も好感され、幅広いセクターが買われた。一方、生活必需、エネルギー、素材などが軟調に開始。午前10時発表の5月製造業受注が前月比+8.2%、耐久財受注は同+16.4%といずれも予想に一致となったが、同時発表の6月ISM非製造業景況指数が50.8と予想を上回り、S&P500は寄り付き後も上値を伸ばし、正午過ぎには前日比+0.92%となる6284.65にまで上伸。引けにかけては若干売られ、ダウ平均が+0.77%、S&P500が+0.83%、ナスダック総合が+1.02%で終了。本日は独立記念日前の短縮取引で午後1時に終了。セクター別では、情報技術が+1.29%、金融が+1.08%。他方、素材は前日比変わらずに留まった。個別では、データドッグ(DDOG)が7月9日付でS&P500に採用されると伝わり+14.92%。上記の輸出制限解除の報道が好感され、ケイデンス・デザイン・システムズ(CDNS)が+5.10%。一方、レナー(LEN)は雇用統計を受けてFRB利下げ期待が後退し住宅建設株に売りが広がり-4.50%。
インスティネット作成